現在16歳、今年で17歳になる柴犬の老犬と暮らしています。

私が小学生の時にペットショップで買った子で、私にとっては兄弟同然の子です。

犬の寿命はとっても短いですね。

どう頑張っても私たち人間より先に老いてしまいます。

我が家の柴犬も気が付けばヨボヨボで、散歩の時にはあっちへフラフラこっちへフラフラ。

たまに道を踏み外して田んぼに突っ込みそうになるので、いつもヒヤヒヤさせます。

昼間より夕方の散歩でそういった事が多くなってきたということは、もう目が見えにくくなっているのでしょうね。

老犬になってから玄関飼いにしていたのを室内飼いにしました。

理由は冬だと寒さに震え、夏だと脱水症状になるからです。

老犬は、若い頃に比べて自分で体温調節が出来なくなるそうですが、こういったところもまた老いた変化です。

挙げればキリがないほど、若い頃に比べて違った所が出てきました。

私が帰ってきても全く気が付かなかったり、声をかけても耳をぴくりとも動かさなかったり。

急に撫でるど身体をビクつかせたり、目が白くなってきたり。

唯一変わらないのは嗅覚で、ご飯の匂いだけはどこにいても分かるようです。

でも食欲があるだけでもまだマシなのかな。

また、歳を重ねると、犬だって人間と同じように痴呆症の症状が出始めます。

我が家の柴犬は、まず1分〜2分の痙攣から始まります。

口から泡を吹いて、焦点は合っていません。

ここでつい抱きしめたくなりますが、急に身体を動かすと症状が悪化するそうなので、基本は見ていることしかできません。

声をかけるのも大声は厳禁で、私はいつも隣で、痙攣する時間を計ることしかできません。

痙攣が終わるとしばらくボーッとしていますが、すぐに立ち上がり、遠吠えを始めます。

右も左も私が誰かも分かってはいないようで、クルクルとその場を回り始めます。

徘徊用の円形サークルを用意して、その中に誘導した後、大体3時間〜4時間くらい徘徊に付き合います。

我が家の柴犬は大体、真夜中にボケ始めるので、あまりに遠吠えするときは宥めたりします。

落ち着いて寝てくれるまで約5時間か6時間の間、つきっきりの介護が必要です。

大変ではありますが、それでも大切な家族のためだから。

最期まで看取ってやりたいから引き取りましたが、正直ツライです。

日々変わっていく愛犬の姿を見るのもそうですが、私自身の体力も限界になってきます。

徘徊する前触れなんて、なかなか分からないものです。

まさか休日に狙って徘徊してくれるわけでもないので、夜23時に徘徊が始まり、朝方6時頃に落ち着くと、そこから私は仕事に行かなければなりません。

当然、徘徊が始まったその日も仕事があったりします。

そんなことが何度も続けば睡眠不足にもなり、愛犬にイラついて当たってしまったりもします。

そして罪悪感でいっぱいになるのです。

老犬介護は愛情さえあればなんとかなる!なんて生易しいものじゃ決してありません。

みんな何かしらの葛藤を抱えて、日々愛犬と向き合っているのです。

これから犬を飼おうとしている人はただ可愛いからといった軽い気持ちではなく、愛犬の最期を看取る、そこまでの覚悟を持って犬を家族に迎え入れてほしいなと切に願います。

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